スコットランド2000人集団感染でわかった! 東京五輪は「無観客でも感染拡大」の「オウンゴール」(井津川倫子)

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WHOも警告!「無観客」でも感染拡大のリスク

   ヨーロッパ選手権は、準々決勝が始まる「これから」が本番。ファンの盛り上がりに比例するように急増する感染者数。観客を入れての試合決行に、各国から批判の声が高まっていましたが、とうとうWHOが「警告」を発する事態となりました。

WHO sounds alarm over Euro 2020 as Covid cases soar
(ヨーロッパ選手権でのコロナ感染急増に、WHOが警笛を鳴らした:AFP通信)
sound alarm:警笛を鳴らす

   今回、WHOがヨーロッパ選手権と新型コロナ感染拡大の関係を「公に認めた」ことがニュースになっていて、米ニューヨークタイムズ紙も大きく取り上げていました。

   注目すべきは、試合会場での観戦よりも会場外の移動や、パブやカフェでの「密状態」が感染源になっているケースが多いという報告です。

   たとえば、約2000人の感染が確認されたスコットランド保険当局の報告によると、実際にスタジアムで観戦した人の感染が400人弱なのに比べて、会場外にいた人たちの感染は900人近くに達するとのこと。

   つまり、人数制限でソーシャル・ディスタンスが徹底されていたり、マスクの着用が厳しく求められたりする試合会場やパブリック・ビューイングの会場と比べて、ファンが興奮しながらテレビ観戦をするカフェやパブや、移動中の交通機関のほうが「無法地帯」となって感染が広がるリスクが高いというのです!

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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