クロス円が軒並み上昇、一橋大が「コツコツ方式」で巻き返し 同志社大と明大もガッチリ!(第5節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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豪ドルとユーロでガッチリ!(明治大学 佐藤諒さん)

   今週(2021年6月21日週)は、クロス円ペアが軒並み上昇。前回、下落局面で大きく利益を上げましたが、今週は利益を伸ばすことができませんでした。今週は反省点がたくさんありました。これを書き残し、以後繰り返さないようにしたいと思います。

・取引1
前週から持ち越していたAUD/JPY(オーストラリアドル円)のショート(売り)ポジションを21日にプラス4万円で利益確定しました。理由は二つあります。一つは初期投資額である100万円が目の前にあり、早く利益を確定させたかったという思いです。
前週に根拠をもってトレードをすると決めたので、前回高値を超えたというタイミングで利益確定しました。このトレードは間違ってはいませんが、目の前の利益に目がくらみ、逃げ場をあえて探していたような取引だったと思います。

・取引2
次にEUR/JPY(ユーロ円)をショート(売り)しました。このペアを選択した理由は、他のペアに比べ戻りが遅かったためです。頃合いを見計らってショートしましたが、大きく上昇しました。ショートで利益を上げたせいか、下がることに固執していたように思います。
さらに第1週目で犯した逆指値をしないということを、またやってしまいました。「勝って兜の緒を締めよ」。この言葉が心に響きます。マイナス3万5000円です。はい、完全にやらかしてしまいました。せっかく100万円に戻したのにまたマイナスです。

・取引3
今度はペアを変えCAD/JPY(カナダドル円)をショート(売り)しました。こちらもうまくいかず逆指値注文に引っかかり、マイナス1万5000円でした。今回は逆指値を設定したので、前回の反省がうまく機能して良かったと思います。

・取引4
EUR/JPY(ユーロ円)のロング(買い)です。いつまでも下がる下がると言っていられません。トレードの世界は意見を変えてナンボです。過去に固執しているとマーケットに置いていかれてしまいます。6月22日22時30分ごろにレンジ相場を上抜けたタイミングでロングしました。

https://jp.tradingview.com/
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   この取引により、プラス4万5000円になります。利益確定も下落が始まった価格帯で上げ止まるという予想が当たり、良い場所で決済することができました。

◆ まとめ
取引根拠は全体感を把握するために4時間足を確認した後に5分足でエントリーポイントを探します。利益確定のメドは1~3日程度を予定しています。基本的には損小利大になっているのですが、逆指値忘れによる損失が大きすぎて残高がなかなか伸びません。
先週に続き今週も値動きが激しかったため、肉体的にも精神的にも疲れてしまったことと、確定ベースで100万円を超えた安堵感から水曜日以降はトレードをお休みしました。来週から「兜の緒」を締めて取り組みたいと思います。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
損失が大きく動きながら、着実にプラスになりましたね。
初期投資額に戻すための行動は正しいと思います。なぜなら、運用においてはどれだけ相場を読めても資金管理がうまくいかないと破産することは、大成功した後にいなくなったヘッジファンドを見れば明らかです。メンタルを安定させ、正しく判断するための行動は理にかなっているといえます。 ユーロ円のロングは、ドル円、ユーロドルともに上昇局面でのレンジブレイクであったため、通貨ペア選定とタイミングが抜群という素晴らしい取引でした。最近の相場では、ユーロ円が大きく変動する場面が多いため、波に乗るために目が離せない通貨ペアといえそうです。

前週からの損益    プラス4万円
6月25日現在        107万円

明治大学 佐藤諒(さとう りょう)
明治大学 佐藤諒(さとう りょう)
明治大学商学部2年。投資歴2年。よくトレードするのはUSD/JPY(米ドル円)。東京在住です。
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