30歳で「年収1000万円」のリアルな働き方は? 野村総合研究所、みずほ証券、伊藤忠商事、三菱重工業、第一生命保険ら若手の声

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医師「大学病院の給与は高くないが外勤で稼ぐ」

年収が上がるとやる気が出る?(イメージ)
年収が上がるとやる気が出る?(イメージ)

(6)難関資格専門職(医師、パイロット、弁護士、会計士)

   資格取得に難関国家試験のパスを必要とする職種では、その専門性から報酬も高くなる。

■医師、自治医科大学、女性
「大学そのものの基本給は高くはないが、外勤が解禁となる3年目以降は確実に年収1000万円前後に到達するのではないか。大学病院としては平均的」

■医師、聖隷福祉事業団、男性
「30歳、年収1200万円(当直代込み)。年功序列による昇給」

■副操縦士、ジェイエア、男性
「年齢と年次で決まる。ボーナス込みで年収1000万円。ST(乗れる制度)はワンワールドとJAL便のみ。住宅手当はほぼないが、会社の借り上げ社宅(独身者用)は結構キレイで新しい部屋。2万~2万5000円の費用負担あり。育休制度はしっかりあるが、パイロット不足のため、取ろうとすると渋られる」

■弁護士、毛利・友常法律事務所、男性
「アソシエイト、25~40歳:年収1200~1500万円。顧客への請求は、作業弁護士の単価×時間(タイムチャージ制)。年次が上がると若干単価が上がっていく(年収額に反映)」

■会計士、有限責任監査法人トーマツ、男性
「マネジャーになると、残業代は出ないが、年収1000万円は超えてくる。SS(編集部注:マネジャーの下のシニアスタッフ)でも残業多めなら年収1000万円近くはすぐにいく。優秀な人は20代で年収1000万円超えも可能」

   今回の調査について、OpenWork(オープンワーク)の大澤陽樹社長は、こうコメントしている。

「30歳で年収1000万円を超える職種というテーマで分析しました。年収・給与がすべてとは思いませんが、じつは、OpenWorkのデータで一番閲覧されるのが、〈年収・給与〉に関する項目なのです。仕事を選ぶうえで多くの人にとって重要な指標であることは間違いありません。
一方で、年収が高いからといって生きがいが得られるとは限りません。当社の口コミをある研究機関に調べてもらったところ、働きがいは待遇面だけでなく、企業風土や成長環境とも強い相関がありました。年収だけにとらわれず、自分にとって働きがいは何か、それを満たす職業・仕事は何か、を考えることが大切でしょう」

(福田和郎)

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