夏休みを目前に感染状況が改善! ロックダウン緩和へ進むドイツ やっぱり休暇は旅がいい?(高橋萌)

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ドイツ経済の力強い回復に期待感

   感染症対策の「ハンマー&ダンス」で言うところの「ダンス」の時期にドイツは入りました。ワクチンの接種が進む中、私たちはいつまで踊り続けられるでしょうか?

   コロナ禍の規制強化にしても、緩和にしても、あまりに目まぐるしく日々の暮らしが変わるので、待ちに待った日常への第一歩を踏み出した喜びの中には不安も少なからず混じっていました。久々にみる人の波を前に思わず息を呑み、小学生の息子は「こんなに人が......!」と後退り。人混みに慣れるには、しばしリハビリが必要なようです。

   一方、「ハンマー」にじっと耐えてきた街の人々の「ダンス」のエネルギーの凄まじさたるや!連邦政府と州政府による感染症対策は7日間指数を基準に明文化され、まさに文字どおりに実行されてきました。そのため、「みなさん、ダンスの時間ですよ」と言われたら、一気に人の流れも経済も躍動します。そこに躊躇や忖度、遠慮は見られません。

   ドイツ社会は来たるべき時がきたら一気に経済を回復させられるかもしれない、と言ったら楽観的に過ぎるでしょうか。初夏の風景は、そんな明るい予感を抱かせてくれています。(高橋萌)

高橋 萌(たかはし・めぐみ)
高橋 萌(たかはし・めぐみ)
ドイツ在住ライター
2007年ドイツへ渡り、ドイツ国際平和村で1年間の住み込みボランティア。その後、現地発行の日本語フリーペーパー「ドイツニュースダイジェスト」に勤めた。元編集長。ドイツ大使館ブログでは「ドイツ・ワークスタイル研究室」を担当。サッカー・ブンデスリーガ大好き。日本人夫とバイリンガル育児に奮闘中。
Twitter: @imim5636
神木桃子(こうぎ・ももこ)
神木桃子(こうぎ・ももこ)
ドイツ在住ライター
島根県生まれ、東京・多摩育ち。物事の成り立ちを知りたいと大学では有機化学を専攻。小売業界でのオーガニック製品や地域産品のバイヤーを経て、2014年よりドイツに移住。「もっと心地よくグリーンな暮らしへ」をテーマに、ドイツのマーケット情報やトレンド、ライフスタイルについて執筆活動中。3歳になる娘と日本人の夫との3人暮らし。
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