【6月は環境月間】SDGsにそって小さな会社が成長した!

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

熊本地震の災害支援からバイオマス発電

   2016年の熊本地震では、災害支援に駆けつけた。熊本では太陽光発電事業も立ち上がり、熊本支店をつくった。畜産の盛んな阿蘇は牛糞の害が問題になっていることを知り、バイオマス発電に取り組もうとした。

   先行例では、カロリーを上げようと、糞に生ゴミを混ぜていたことが失敗の原因だったことに気がついた。そこで農業残渣(収穫後に田畑等で発生する作物の非収穫部)に着目。熊本でもサトウキビを培養して試験プラントをつくったところ、従来のバイオマス発電よりも10~20%効率が良かった。

   テクノシステムは、2009年に資本金500万円で設立された小さな会社だ。第1期目の決算は売上高2億932万円だったが、2017年の第8期目の決算では、売上高125億円となり、18年には資本金を14億6030万円に増資した。

   水、食、再生可能エネルギーとSDGsに沿った事業展開をしてきた会社が成長したことに驚いた。また、そうした事業のタネが地方にあることも。SDGsは地域の活性化にも役立つことを知った。

「SDGsが地方を救う」
米谷仁・生田尚之著
プレジデント社
1760円(税込)

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