株式投資禁止の業界に就職する人へ! 不動産に注目「ファーストロジック」(慶大 すんぴぴさん)【企業分析バトル】

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   みなさん、こんにちは。すんぴぴです。

   まず、僕が最近考えている投資戦略について説明したいと思います。この記事を読んでいる学生の方にもいらっしゃるかもしれませんが、クライアントのインサイダー情報に接触する可能性のある金融業界やコンサルティング業界は、基本的に有価証券の売買が禁止されています。

   僕も来年からそういった業界に入社することになるので、学生の今やっている個別株の投資はできなくなります。そこで現在、代替となる投資手段を考えています。その中で、取り入れたい金融商品が二つあるのです。

  • 不動産投資がいいかも……
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不動産投資のメリットはレバレッジにあり

   一つは不動産です。不動産投資のメリットはいくつかあると思いますが、その中でも、僕が最も重要だと思っているのは、銀行からの借入によってレバレッジをかけることができるということです。

   レバレッジ自体は株式投資でも可能(信用取引)ですが、倍率が最大3.3倍であること、また諸々の金利が結構高いので、年収の約10倍借り入れができ、また金利も低い不動産のほうが、メリットが大きいと考えています。

   二つ目は投資信託です。今までもインデックス型の投資信託にはいくつか入れていたのですが、社会人以降はテーマ型の投資信託にも入れていこうと思っています。テーマ型というのは、業界、オーナー企業かどうか、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントラストフォーメーション=温室効果ガスを排出しないグリーンエネルギーに転換すること)などの次世代テーマで区切られている投資信託です。

   手数料が割高(1.5~1.8%)だったので今まではあまり触れてこなかったのですが、リターンとの天秤にかけてみると投資する価値はあるのかなと思いなおしました。ただ数が非常に多いので、ひとまずは新規募集を追っていこうかなと考えています。

   さて、そんなことを考えながら、今回の銘柄は「ファーストロジック」(6037)です。

   この会社は、投資用不動産に特化した国内最大の不動産ポータルサイトである投資用不動産マッチングサイトの「楽待」を運営しています。

   初心者からプロまで幅広い人に向けて、不動産投資の学習、不動産探し、不動産の売却が効率的に行えるサービスを提供しています。このサイトは投資用物件の掲載物件数で1位となっています。こういったプラットフォームビジネスは首位が圧倒的に強いと思うので、この要素は大きな強みになると思っています。

「先が楽しみな会社の一つ」

   また、「楽待」のアフターサービスとして、大家さんのためのリフォーム業者検索サイト「大家さんの味方」も運営しています。このサイトではでは市区郡単位で近くの業者を探すことができ、各業者の実績を写真付きで閲覧することができます。

   指標面で見てみると、売上高はここ数年で17~18億円を維持、経常利益は8.5億円前後を維持しています。こう見ると、仲介ビジネスによくみられる利益率の高さが見てわかります。

   また時価総額は86億円前後を推移しており、PER(株価収益率=時価÷1株あたりの利益)は10倍前後となっています。こういったプラットフォームビジネスの会社は総じてPERが高くなる傾向にあると思うので、10倍前後の会社はかなり稀だと思います。

   特に投資用マンション業界はここ数年のカネ余りで大きくなっているので、今後も成長する余地は十分あるかと思います。今回は6月21日に727円で、100株購入しました。結構、先が楽しみな会社の一つです。

ファーストロジック(6037)
年初来高値(2021年1月19日) 826円
年初来安値(2021年6月 9日)  713円
購入時の株価(2021年6月21日) 727円
購入株数             100株

慶應義塾大学 すんぴぴ
慶応義塾大学環境情報学部4年 周りの友だちの多くが情報系、バイオ系の研究をしているなか、元日銀審議委員の教授の下、金融政策を学んでいるマイノリティ。4つのアルバイトを掛け持ちして、年に10日もフリーな日がない。2年連続、暗号通貨バトルで優勝。今年は企業分析バトルの株式投資で優勝を狙う!
◆企業分析バトル カブ大学対抗戦のルール
・月額200万円を投資金額の上限とするバーチャル投資です。
・投資対象は新興市場を含む、国内の上場企業の現物取引です。
・運用期限は最長で6か月。銘柄選定の最終月は10月になります。
・順位は11月末時点で、投資した銘柄(企業)の売買や配当で得た収益の騰落率で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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