話の長い上司に巻き込まれないためには? 簡潔なコミュニケーション法を伝授!【尾藤克之のオススメ】

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誤解を招く「カタカナ英語」は使わない

   「ワイズ・スペンディング」「リセット」「アウフヘーベン」。これは、東京都の小池百合子知事が使用したことで話題になったカタカナ英語です。

   しかし、一般のビジネスパーソンが使用するなら、カタカナ英語は避けたほうが無難といえます。とくに、リモート会議でカタカナ英語が並ぶと理解度が低下します。先日、参加した会議では次のような言葉が飛び交っていました。

《部門長》
「きょうはリモートだがよく聞いてもらいたい。まずアワードの目的を理解してほしい。ストライブしてインスパイアしよう。そしてパッションだ。一丸となって、コンセンサスをとらなければいけない。モチベーションを維持するためにも何から行うかプライオリティをつけ、それをコミットメントしよう。カスケードしていくんだ!」

   なんとなくわかりますが、カタカナ英語は時間の経過とともに話にズレが出てきてもめることが少なくありません。言葉の解釈が違ってくるからトラブルが発生します。

   参考までに、日本語で言ったほうが良い「カタカナ英語TOP10」は次のとおりです。

1位 コミットメント
2位 ユーザー
3位 エビデンス
4位 スペック
5位 アジェンダ
6位 コンセンサス
7位 フィックス
8位 ジャストアイデア
9位 シェア
10位 ペンディング
(R25調べ/協力・アイリサーチ)

   さて、今回は、リモートのヒントについて解説しました。オンラインでもオフラインでも、短時間に何を、どう伝えるかが大切です。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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