経験はその後に育っていく
コロナ禍の数年前のことですが、私は日本に住んでいるのに、日本のこと知らないなと思い、都道府県を制覇しようと旅行していました。お金はかかりますが、現地に行ったからこそわかること、体験できることがあります。
その中で「夕陽が綺麗に見える」がうたい文句のホテルに泊まりましたが、実際は曇りで夕陽が見えませんでした。残念でしたが次回リベンジしようという気持ちになりました。そして、もしかしたら将来、旅先で出会った場所に将来移住する可能性もあるかもしれません。これは、その場所を実際に体験、経験してみないとわからないことですよね。
また、今は興味がない分野の趣味や仕事も体験してみたら、ハマってしまったり、仕事の幅が広がったりと経験値が上がっていくこともあると思います。このように経験したことは、経験したその時で終わるものではなく、のちのちに価値として育っていくでしょう。
歳を重ねていくと、大抵の人はリアクションが小さくなったり、感動が小さくなったりしますよね。これは若い頃に比べると初めて体験することが減っているから、仕方ないことです。しかし、自分の感情の中で幸せをキャッチするアンテナは、いくつになっても張っておいたほうがいいと思います。体験から感じる感情をキャッチすることも大事です。
特に日本人は、平和な日常生活が当たり前すぎて、「幸せ」をキャッチするアンテナが弱っていると言われています。気力、体力を保つためには、幸せをいかに幸せと気づくことができるかどうかだと思います。
そこで毎日の「よかった探し」がオススメです。私が子どもの頃、主人公が「よかった探し」をするアニメがありました。日常の中から「良いこと」を見つける、気づくためのトレーニングになると思います。Sさんも、ぜひやってみてください。幸せは誰かと比べるものではなく、自分で感じたことが幸せですよね。(ひろ子ママ)