スポンサー企業のメディアは罪深い
横暴なIOCだけでなく、スポンサー企業に怒りをぶつける人も多かった。
「チケット代を払った一般観客は再抽選だそうですが、チケット代を払った観客とスポンサーの招待客と何が違うのでしょう?中止や無観客の可能性だって十分に指摘されていながら、それを無視し続けて今さら開会式をあきらめろと。もう運営としてダメダメです。私はテレビ中継も見なければ、スポンサー企業の商品も極力買わないようにします。業務用ビデオカメラを買う予定があったのですが、上記理由によりパナソニックではなくソニーにしました。コーラも好きでよく飲みますが、同じ理由でペプシにします」
「マスメディアが、開会式に割り込んでくる大会関係者の内訳を追及しないのはかなり罪深いです。明らかに不作為だと思います。今すぐにでもスポンサー枠の内容を細かく公開して報道してください。スポンサー企業にメディアが入っているから報道しないのですか」
「政府は、スポンサー企業を厚遇して、衆議員選挙で応援してもらおうとの魂胆があるのでしょうか。きっと一般席より良い場所ですね。しっかり、その人々たちをテレビでクローズアップしていただきたい。テレビ局もスポンサーの片割れなら無理だろうか」
こんな骨のある企業もあるようだ。
「うちはスポンサー企業ですが、開会式も観戦も行きませんよ! 安全安心の五輪のために。そんな心意気の企業はほかにないものか。ないならばスポンサー企業の不買運動でもしようか」
(福田和郎)