外食大手のロイヤルHDが挑む「バターミルクフライドチキン専門店」が話題 KFCとの違いを聞いた!

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KFCとの違いは? 広報に聞くと...

   なぜ、バターミルクフライドチキン専門店を展開することにしたのか――。会社ウォッチ編集部は6月9日、ロイヤルホールディングスの広報担当者を取材した。

「お店を運営するロイヤルフードサービスの商品開発担当や各店舗の従業員が参加する、アメリカへの視察研修時に『バターミルクフライドチキン』に出会い、みなさんの日常の食卓にご提供したいと考えました。
また鶏肉は栄養価が高く、供給価格の安定性があることから、専門店を展開することになりました」

   さらに担当者は、バターミルクフライドチキンを提供するにあたり、

「ロイヤルグループが培ってきたノウハウを活かし、時代のニーズに合ったサービスや商品を提案することで、日々の生活に新たな楽しみ方・時間・地域とのつながりを創造したい」

としている。

Lucky Rocky Chickenのメニュー看板
Lucky Rocky Chickenのメニュー看板

   主なターゲットは20代~50代の、地元に住む女性やファミリー層。武蔵小山に店を構えた背景には、コロナ禍の影響でテイクアウトや宅配サービスに力を入れることがあるようだ。

「これまでのイートインを主な目的とした店舗展開では、人が集まる立地に出店し、お客様に来店いただくというビジネスモデルでした。
しかし今後はより生活エリアに近い場所に出店し、お客様との距離を短くすることが必要だと考えています。Lucky Rocky Chickenはテイクアウト・デリバリーを主とした『中食に強い』新たな業態として、さまざまな利用シーンが考えられます」(ロイヤルホールディングスの広報担当者)

   また、KFCとの違いを聞くと、「他社さまとの違いについて詳細はわかりかねます」としたうえで、

「Lucky Rocky Chickenでは、アメリカではコンフォートフード(懐かしい味・幸福感を与える食べ物)として知られるバターミルクフライドチキンを、3つのシンプルなメニュー構成で提供しています。さらに自社工場で製造するバンズや、オリジナルクラフトコーラを提供するなど、Lucky Rocky Chickenであるからこそ楽しめる商品ラインアップとなっています」

と回答した。

   今後の展望については「多くの方々の日常に寄り添えるお店になっていければと思います」とコメントしている。

(会社ウォッチ編集部 笹木萌)

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