トータルでまだプラス!(同志社大学 FOX)
◆ 今週(2021年6月7日週)の為替相場の振り返り
今週は木曜日(6月10日)にユーロのECB(欧州中央銀行)理事会やアメリカのCPI(消費者物価指数)があったことにより、木曜日日(10日)までそこまで値動きはない相場が続いていました。
結果としてECB理事会ではラガルドさんが基本ハト派ですが、少しタカ派のような発言もしていた印象です。そして、CPIは結果として予想より良くて、クロス円の状況につながりました。ポンド円やポンドドルはCPI発表までは伸び悩んでいました。しかし基本、英国はタカ派を示しているのでCPIの結果からポンド円は上昇が強かったです。
◆ 実際の取引
スイングトレードとしては先週からニュージーランド(NZ)ドル円をロング(買い)していたのですが、今週も厳しい相場となりました。1NZドル=78.93円の時に入って先週から持ち越したのですが、CPIの結果的に全体的なクロス円の上昇があり、ここから上方向に向かっていくかと思われたのですが、ドル円の上昇に伴い、オセアニア通貨はすこし弱含む形となりました。
CPIの結果から一時的にはプラスになったのですが、週末に効率的な下落を見せていたので、金曜日(11日)に78.62円で損切りしました。運良くロットはそこまで張っていなかったので、マイナス3100円とトータルでまだプラスなのでよかったです。
しかし、長期的な目線としては、クロス円はまだまだ上なのでもう少し様子を見たうえでロング(買い)でのエントリーを狙いたいと思います。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
6月7日週は、どの国の経済も回復基調であるものの想定どおりで、すでに市場に織り込まれていることが値動きに表れているようです。
16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後には、ドル高が鮮明となり特にカナダドルとユーロに対して大きく買われることとなっています。ただし、ドル円は上げ幅をほぼ埋める展開となっており、円を買う要素があるのか? と少し悩ましい展開となっています。自粛解除が決まりつつあることが要因でしょうか。ドル高の動きが続くのかどうかが、今後の焦点ではないでしょうか。
前週からの損益 マイナス3100円
6月11日現在 101万2040円
福岡県出身。
◆100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはクロス円取引とします。
・レバレッジは25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で資産が「ゼロ」(元本割れ)になった場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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