リスク分散の重要性を実感(一橋大学 ボンゴレさん)
今回も日記形式で日々の取引内容を書いていきます。
◆ 6月7日(月)【スワップ損益 プラス51円】
米ドル円は保有しているすべてのポジションに利益確定ラインと損切りラインを設定したため、あとは見守るのみという状態である。証拠金維持率が大幅に下がったときや他の通貨ペアを取引したいと思ったら、利益確定ラインよりも下であっても売るつもりだ。
他の通貨ペアをどれにするか考えた結果、カナダドル円に挑戦することにした。カナダドルは米ドルを後追いする傾向があると聞いたことがあり、米ドル円を保有している私にとって比較的考えやすい通貨だと思ったからだ。
カナダ中央銀行が4月に国債の買い入れ目標減額でテーパリング(量的緩和の縮小)に移行したことによる上昇基調が当分続くと考えたことも理由の一つである。1カナダドル=9万500円で買いの指値注文をし、午後に約定された。
◆ 6月8日(火)【スワップ損益 プラス57円】
1ニュージーランド(NZ)ドル=7万9000円で買いの指値注文を行った。オーストラリア(豪)ドルとNZドルのどちらを保有するか迷ったのだが、NZのほうがワクチン接種率に伸びしろがあると考え、NZドルに決めた。長期間保有するつもりのため、多少の値動きにも対応できるよう損切りラインは78.0円とした。
◆ 6月9日(水)【決算損益 プラス3000円、スワップ損益 プラス144円】
NZドル円が下降していることに驚きつつ、1NZドル=78.5円で買いの指値注文を追加で行った。NZドルの取引で低下した証拠金維持率を高めるため、1米ドル=109.550円で3万通貨分売り、3000円の利益を得た。
◆ 6月10日(木)【スワップ損益 プラス48円】
NZドルとカナダドルの低下で評価損益が大きくマイナスとなっていたことに動揺した。米ドルでプラスだったため、すべてのポジションを合計するとプラス・マイナスゼロとなっていたことがせめてもの救いだ。リスク分散の重要性を実感すると同時に、米ドル円の保有比率を当分は50%前後に保つべきだったのでは、と少し後悔した。
◆ 6月11日(金)【スワップ損益 プラス72円】
NZドルが78円台前半まで下がり、78.5円の指値注文が約定されていた。月曜日に約定した79.0円のポジションが早くも損切りライン(78.0円)に触れないかが目下の心配事だ。損切りラインを動かさないことをルールとして自分に課しているので覚悟しつつ眠りについた。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
他の人と違い、分散トレードで臨むボンゴレさん。リスク管理を徹底し着実に口座を増やす姿勢が見てとれます。全体感を把握しポジションを保有することで、自身の取引する通貨ペアが他と比べて良いか悪いかを把握しやすいメリットがあるかと思います。豪ドルとNZドルは迷うところですが、AUD/NZDという通貨ペアを見ることで、直近はどちらが強いのかシンプルに把握することもできます。
さて、今週はドルが大きく伸びた週のため、どのようになっているのか来週の報告が楽しみにしています。
前週からの損益 プラス3372円
6月11日現在 102万4990円
神奈川県出身。