利益をコツコツ積み上げて一橋大がトップ 苦戦する明大、同志社大はひと休み(第3節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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デッドクロスを発見! 思いっきり売り注文(慶応義塾大学 2G)

   FX大学対抗戦3週目。結論から言うと、今週(2021年6月7日週)はドル円で取引をした。6月10日10時過ぎ、デッドクロス(長期の移動平均線を短期の移動線が上から下に突き抜けたとき=交差したとき=をいう)を発見したので、思い切って売り注文をした。10pipsでも動けば十分だと考えていたので、同じく10日15時過ぎに買い戻し、利益を得た。15Lotで注文し、スプレッド0.2銭109.612円から109.498円の動きであったので、利益は1万6800円。

   一応手持ちのお金は1,000,000円あるが、そのすべてを証拠金にするのはリスクが高いと感じたで、15Lotで入った。

   テクニカル分析の初歩であり、今回利用したMACDとシグナルについて軽く説明したい。

◆ MACDとは
   MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、「マックディー」と読む。日本語に訳すと移動平均収束拡散となる。移動平均線を応用したテクニカルの手法で、2つの移動平均線を使用して、買いと売りのタイミングを判断することができる。移動平均線は一般的に使用されるSMA(単純移動平均線)と異なり、昨日や今日といった直近の価格の比重が重いEMA(指数平滑移動平均線)を使用する。MACDは数あるテクニカル手法の中でも比較的精度が高いとされ、特に新規売買のシグナルとトレンドの方向性を認識するのに有効とされている。
◆ MACDとシグナル
   MACDで使用される2本のラインにはそれぞれ名称があり、その計算式も異なる。名称と計算式は以下のとおりである。
   MACD(テクニカル指標の名前と同じ):短期EMA(指数平滑移動平均線)-長期EMA(指数平滑移動平均線) シグナル:MACDのSMA(単純移動平均線)
◆ MACDとシグナルが交差するところ
   見るべきポイントは、MACDとシグナルが交差する箇所である。MACDとシグナルの交差で売買サインを読み解くことができる。MACDの売買サインの見方は、移動平均線の見方と同じである。
・ゴールデンクロス:MACDがシグナルを上抜けること。買いのサイン
・デッドクロス:MACDがシグナルを下抜けること。売りのサイン

◆ まとめ
   少額だが結果として利益を出せたので個人的には喜びたい。大きな動きはなく、膠着が続いている様子だったので、逆に損失があまる膨らむ心配をしなくて済んだ。
   来週の注目材料は米FOMC会合となる。市場が荒れるようであれば、手をださないかもしれないがまずは様子見だ。

参考リンク みんなのFX 「MACD(マックディー)とは? FXトレードでの基本的な見方と上手な使い方」

   ◆ 児山将のワンポイントアドバイス
テクニカル分析を中心に売買戦略を組み、デッドクロスで利益を上げたということで、このチャートパターンについてコメントしたいと思います。

ゴールデンクロスとデッドクロスは、テクニカル分析の初期に勉強する方も多いかと思います。教科書には「短期移動平均線が中期移動平均線をクロスした時に売買を行う」と書かれているのではないでしょうか。
ただし、このチャートパターンは株式市場では勝率が高いようですが、レンジ相場の為替市場での有効性を唱える人は私が知る限り多くありません。過去に何度も検証したことがあるのですが、このチャートパターンでは大きな利益を出すことができませんでした。ただ、ローソク足が久しぶりに中期移動平均線をクロスするという条件にした場合のほうが有効だったと記憶しています。
2Gさんも、さまざまな通貨ペアでバックテストを行ってみることをオススメします。

前週からの損益     プラス1万6800円
6月11日現在        101万6800円

慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学商学部2年。FXは高校生の頃に少し触ったが、損失が膨らみ休止。今回のFX大学対抗戦を機に学び直し、利益を出せるように励んでいきたい。
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