インド型変異株より怖い? 「モスクワ型」とは
そんなつまらない理由で、世界中の変異ウイルスの饗宴が起こってはたまったものではないが、新たな変異ウイルスが日本に入ってくるかもしれない。
東京新聞(6月17日付)「『モスクワ株』猛威か...ロシアの感染者、8日連続で1万人突破」で、モスクワ特派員・小柳悠志記者がこう報じる。
「ロシアで新型コロナ感染が再拡大し、1日当たりの新規感染者が6月16日まで8日連続で1万人を突破した。『モスクワ株』を含むロシア特有の変異株とインド株が混在し、ワクチンの有効性低下が懸念される。国立ガマレヤ研究所は、ロシア製ワクチン『スプートニクV』の有効性が、変異株に対して従来株の半分にとどまると明らかにした。政府は、シベリアと北西部でそれぞれ新たな変異株を確認したと発表。医療当局が『変異株のせいで治療がより難しくなった』と説明した。ロシア全土の16日の新規感染者数は約1万3000人で、モスクワが半数を占める」
(福田和郎)