暗号通貨はどれも下落傾向 苦戦する北大に慎重な慶大、明大はイーサリアムに注目(第2節)【暗号通貨バトル Bグループ】

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「NFT」に興味津々(明治大学 aki)

   こんにちは。明治大学のakiです。

◆ 今週の気になるニュース
   今週(2021年5月31日週)、自分が興味を持ったニュースは、「マリリン・モンローの肖像画がNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)化、オークションにて販売開始」です。マリリン・モンローの知的財産権を多数所有するブランド管理会社がマリリン・モンローのNFT作品をオークションにて販売することを発表しました。
   特に注目するべきは「NFT作品」という言葉です。では、暗号通貨とどのような関係があるのでしょうか?
   先週、自分の記事ではブロックチェーンについて取り上げました。ブロックチェーンとは「実態のないものに価値をつける」ために取引のデータが一連のチェーン状になって保管されているという仕組みです。
   この「実態のないもの」には知的財産も含まれます。たとえば、今回のニュースのようにマリリン・モンローの肖像画のような有名人の写真。これまで、写真はデータをコピーすれば、どれだけでも現像することができるため、データに残っている写真の価値は評価を受けづらい状況が続いていました。
   しかし、写真のようなデータ上の作品がNFT作品になると、写真データの取り扱いが記録されるようになり、自分の持つデータがコピーしたデータなのか本物のデータなのかを判別することができます。つまり、データが正規品だと証明できる技術なのです。

   この技術を用いると、デジタル上に描いた作品にも唯一性をもたらすことができるため、データ上でも「商業用作品」としての価値を守ることができます。
   そのため、作者や製作者にちゃんと利益が届く仕組みを作品に組み込むことができるようになり、一度人の手に渡った作品から作者に収益が入るようなプログラムを組んでおけば、アートの分野のさらなる発展が見込めます。 現在、NFTの取引はイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で行われています。そのため、プラットフォームとしてイーサリアムの価値が上がっていくでしょう。
   その一方で、今後はイーサリアムのようなプラットフォームを持つ、別の仮想通貨が台頭してくる可能性も十分にあり得ます。
   このニュースのおかげで知らなかった技術について学ぶことができました。これまで聞き流していたニュースを拾うようになることも投資の良い点だと思います。

◆ 今週の取引
先週のポジションを持ち越し、ビットコインを保有。339円の含み損。時価総額は9661円。今週1週間の取引はなし。

   ◆ 児山将のワンポイントアドバイス
NFT関連サービスは、スクウェア・エニックス、LINE、コインチェックなど国内でも多くの会社がリリースしています。絵画やアート作品に注目が行きがちですが、Webサイトの運営に関わっている筆者は、ゆくゆくはアイキャッチやサムネイルの画像もNFTに置き換わる可能性もあるのではないかと考えています。
どこまで広がるのか定かではないですが、所有権が明らかになるという特徴から、不正利用が防げることはクリエイターにとって非常にメリットが高い技術ですよね。

保有する暗号通貨    ビットコイン
前週からの損益    マイナス339円
6月5日現在          9661円

明治大学 aki
明治大学 aki
明治大学2年理系のakiです。文系投資サークルに所属するも投資経験はゼロ。暗号通貨ナニソレ......? という初心者が孤軍奮闘するのでよろしくお願いします。
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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