揺れるビットコイン相場に同志社大と明大は動かず 職業大が滑り出し好調(第2節)【暗号通貨バトル Aグループ】

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ビットコイン4万円の攻防を読む(同志社大学 しがないトレーダー)

◆ 今週の気になったニュース
   「今週こそ、4万ドルの壁を破る!」と注目されていたビットコイン(BTC)だが、またもや一つのツイートが波紋を起こした。ビットコインが4万ドルに回復するかという上げ相場の重要な局面で、日本時間2021年6月4日10時7分、米テスラのイーロン・マスクCEOがツイートした。
   内容は、ビットコインのハッシュタグと、ヒビの入ったハートの絵文字。また、米ロックバンド「リンキン・パーク」の人気曲「イン・ジ・エンド」に触れる画像も付けた。
   イーロン・マスク氏のツイートは2020年頃から、ビットコインのマーケットを左右している。前回の大暴落も、彼のツイートが引き金となったと考えられている。このように注目されている中で、再びビットコインに関してツイートし、4万ドルを超えるか否かの局面で急落した。その後、下落した相場のチャートを見ながら泣く漫画の画像をツイートし、マーケットを混乱させている。
   イーロン・マスク氏のツイートに対して多くの考察が飛び交っているが、批判的なものが多い。なぜなら、12億ドル相当のビットコインを大暴落時に売らないと宣言したうえで、マーケットを混乱させるツイートをしたからである。一部では、買い増すために意図的に価格を下げたと騒がれている。
   どちらにせよ、改めてイーロン・マスク氏のツイートの影響力を再確認することができ、今後彼のツイートは十分に注意を払うべきだと感じた。また、意図的にしてないにしろ、価格操作まがいなことをしていることから、取り調べを受けてもおかしくないと思った。

◆ 今週の取引
   前回の記事で、今ビットコインを買うのは「正気の沙汰でない」と述べたが、6月に入り、4万ドルに戻る動きがあったため、4万ドルまで回復すれば取引を始めようと考えていた。
    順調に4万ドルに近づいていたが、イーロン・マスク氏のツイートにより急落。6月5日現在、少し戻す動きもあるが、まだまだ取引を始められる状況ではないと考える。そのため、今週も暗号通貨の取引をしていない。

◆ まとめ
   今週のマーケットは、ビットコインの4万ドル回復に注目していたと考える。しかし、4万ドル到達間近の重要な局面でのイーロン・マスク氏のツイートにより、4万ドルを超えることはできなかった。
   今回を機に、イーロン・マスク氏のツイートは、今まで以上に注目されることになるだろう。また、マーケットは再びビットコインの4万ドル回復に力を注ぐと考える。

   ◆児山将のワンポイントアドバイス
イーロン・マスク氏によるビットコインの売却を示唆するツイートは決定的でした。上場企業で、マイクロストラテジー社に次ぐ数千億規模のビットコインを保有している同社のCEOで、なおかつ、しばらく売却は行わない旨のツイートをしていたにもかかわらず、あっさりと手のひらを返したことになります。この動きには衝撃を受けた投資家も多く、相場は投げ売りが出たような下落を演じました。
その後は、仮想通貨市場の1日の売買代金はピーク時の30兆円台から10兆円割れまで下落するほど閑散となりました。
しかし、9日には中国青海省がマイニングを禁止するとの報道や、同国のインターネットで仮想通貨取引所が検索できなくなっていたり、ハッシュレートの急低下という悪材料が出てきたにもかかわらず、相場は反転しています。
売買代金も15兆円程度に回復してきており、底打ちの可能性が高いのかもしれません。

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
6月4日現在           1万円

同志社大学 しがないトレーダー
同志社大学 しがないトレーダー
同志社大学法学部2年。茶道部に入っており、趣味は読書と映画鑑賞。父親の影響もあり、幼いころから投資への関心が強く、2017年から暗号通貨市場に興味を持つ。夢は、積立投資で早期リタイヤし、やりたいことをして幸せに生きること。トレード自体は始めたばかりなので、初心者。半年間で暗号通貨を知り尽くすのが目標。
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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