コロナ禍「転職先選び変わった」31.1%
コロナ禍の中では、テレワークの導入やオンラインサービスの利用が拡大。企業のIT化が加速しており、その担い手となるIT・通信系企業の転職人気がジワリと上がってきている。
パーソルキャリアによると、総合ランキング300社のうちIT・通信は19社で、うち6社が前年圏外からランクインした。大手のシステムインテグレーターだけでなく、クラウドサービスを提供する新興企業もあるという。
2021年の調査では、「新型コロナウイルスの感染拡大を機に、転職したい(働いてみたい)企業を選ぶ理由は変化したか?」という問いに、全体の31.1%が「変化した」と回答。年代別(20代・30代・40代以上)では「変わった」と答えたのは、20代が37.9%で最多。男女別では男性(29.8%)より女性(33.6%)のほうが多く、特に「20代女性」では、39.6%と約4割が「(企業を選ぶ理由が)変わった」と答えた。
なお調査は、2021年2月10日~16日に、全国の22~59歳の正社員の男女を対象に実施。回答者が転職を希望する企業を自由形式で1~ 3位まで記入。持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への行きたい度合いに応じて自由にポイントを振り分けて投票してもらった。有効回答者数は5003人。