今後に期待できる要因は2つ!
梅田の再開発事業の一環で2014年から建設されていた「梅田ツインタワーズ・サウス」の地下2階から地上9階までの百貨店エリアが今秋開業予定だ。またオフィスエリアを含めた全面開業は2022年春を予定している。これは減益の続く百貨店事業にとって大きな追い風になるに違いない。さらに、百貨店事業も徐々にではあるが業績を回復しつつある。2021年4月の売上速報では前年同月比314%とあり、4月末に休業していたにも関わらずかなりの高数値だといえる。
◆阪神タイガースの好調による効果はいかに!?
やはり阪神百貨店と聞けば、阪神タイガースを想像する人が多いだろう。その阪神タイガースは5月26日現在、セ・リーグで圧倒的な首位を維持している。この好調は株価にも良い効果を及ぼすと考えられる。
そのことを裏付ける事例があるので紹介する。
過去、阪神タイガースが優勝した2003年、05年を見ると、当時、阪神電気鉄道の子会社だった阪神百貨店は、2004年5月発表の決算で前年比41.1%の増益、06年5月の決算で前年比79.8%の増益と驚異的な増益をした。2004年に至っては、ROEも約10%上昇した。さらに株価においても03年6月30日から優勝マジック点灯の2日後の7月10日までで625円から1150円まで急騰した。
このようにプロ野球球団の好調による関連会社の株価の急騰は定期的に見られる。2013年の楽天もその一例だ。しかし、優勝確定直後は材料出尽くしのため株価が大きく下落することも想定される。
これらのことを踏まえたうえで、企業の応援のためにも100株を5月26日の始値864円で購入する。
【エイチ・ツー・オー・リテイリング(8248)】
年初来高値(2021年3月22日) 1007円
年初来安値(2021年1月4日) 667円
株式取得時の株価(2021年5月26日) 864円
取得株数 100株
◆企業分析バトル カブ大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・月額200万円を投資金額の上限とするバーチャル投資です。
・投資対象は新興市場を含む、国内の上場企業の現物取引です。
・運用期限は最長で6か月。銘柄選定の最終月は10月になります。
・順位は11月末時点で、投資した銘柄(企業)の売買や配当で得た収益の騰落率で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/