東京株式市場で日経平均株価は、米国の長期金利の低下や、それを受けた株高の動きを反映しそうで、一進一退の様相。3万円を前に足踏みが続きそうだ。一方、ドル円相場は、米国経済のコロナ化からの脱却が進めば、インフレ進行の可能性が期待できるので、ドル買い材料になりやすい。
どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 米国の株価や長期金利に左右されそう
日経平均株価予想レンジ:2万8500円~2万9600円
2021年6月4日(金)終値 2万8941円52銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、神経質な展開か。
前週の日経平均株価は、小反落した。新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる欧米を中心に経済回復への期待感は強いものの、国内では日経平均株価を押し上げていく材料に欠け、上値の重い展開となった。
今週の日経平均株価は、神経質な展開となりそうだ。新型コロナウイルスのワクチン接種の進展により、欧米での経済回復に対する期待感は強い。国内でもワクチン接種が徐々にではあるが、進み始めている。
しかし、国内では経済回復に対する期待感は少なく、株価を押し上げる状況にはない。このため、日経平均株価の動向は米国株や米長期金利に左右されることになろう。ただ、米国の経済指標はまだら模様であり、その結果に神経質な展開となりそうだ。
個別銘柄では、市場では8日連続で上場来高値を更新し、1万円を目前としているトヨタ自動車の動向が話題にのぼっている。