「ひろゆき」が語るストレスを感じないで生きていく方法とは?【尾藤克之のオススメ】

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イライラせずに心は平穏 いまこそスローライフを!

   ニュースなどを見ていると、生活保護受給者に対して「もっとがんばって働けばいいのに」とイライラしたり、社内で窓際に追いやられた人を見て冷たく接してしまったり、人間は自分より弱い立場に厳しくなりがちな傾向があります。

「これってじつは、『自分は絶対に弱い立場になりたくない』という気持ちの裏返したと思うんですよね。理想が高くて生まじめな人ほど、『こうあるべき』という理想の自分のイメージがあって、たとえ他人でもそのイメージからかけ離れた人を見るとイライラしてしまうのでしょう。でも、あなた自身も、いつ弱者になってしまうかわかりません」

と、ひろゆきさんは言います。

「だったら、人を弱者と決めつけている、自分の考えを手放したほうがよっぽどラクです。僕はいろんな国を訪れたことがあるのでわかるのですが、国によって価値観って本当に多種多様なんですよ。日本だったら生活保護受給者は弱者と批判されがちですが、ヨーロッパなら『国に助けてもらえばいいじゃん』と肯定的に受け止められたりします」

   世界には多くの価値観が存在します。相手を弱者だと判定する価値観ではなく、。相手のことを肯定できるようになったほうが、自分自身を苦しめずに済むのです。

   世間から頭一つ飛び抜けた成功者になりたいのであれば、ひろゆきさんのような考え方はオススメしません。しかし、「あまり努力をしたくない」「気楽に生きていきたい」「要領よくやり過ごしたい」という人には大いに参考になる考え方です。

   いま、若者を中心に、ひろゆきさんの発言に注目が集まっています。最近は、2ちゃんねる創設者というよりテレビなどでの「論破王」として認知されている、ひろゆきさんの価値観とはなにか?

   できるだけ働かずに、お金も使わずに、ラクしてほどほどに幸せに生きるコツを抽出した本書は、コロナ禍で疲れ切ったビジネスパーソンに気づきを与えます。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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