「目黒線のホームドアにまじで日産のサイドウインカー使われてるwwwwww」
ツイッターユーザーのこーへい(@kou34skyline)さんが2021年5月19日に投稿した、このツイートが話題を呼んでいる。
投稿された写真は、一見すると普通のホームドア。だが、よく見るとたしかにクルマのウインカーが付いている。ウインカーには「NISSAN」と「ICHIKOH」の刻印があることから、自動車部品メーカーの市光工業が日産自動車のために作った部品だったことがうかがえる。
こーへいさんの投稿に対して、ほかのユーザーからは、
「東急線民だけど、今までまったく知らなかった...」
「マジで日産の刻印あって笑うんだけど」
「こんなことあるんだww 再利用とか? w」
といった声が寄せられている。
東急「コスト面を考慮」
市光工業に確認したところ、ウインカーは当社が製作したもので間違いないとのこと。
会社ウォッチ編集部は5月27日、東急の広報担当者を取材した。
クルマのサイドウインカーがついたホームドアは、2000年の目黒線開業時から導入。目黒線全線と東横線・渋谷駅(3、6番線)で使用されている。ウインカーはドア故障や人の居残りなど、ホームドアの異常時に点滅するという。
なぜ、クルマのサイドウインカーなのか。導入の経緯を担当者に聞くと、
「ホームドアの異常が容易にわかるよう、視認性の確保を目的としています。またコスト面を考慮して新たな製品は作らず、市場に流通しているクルマのウインカーを採用しました」
と話していた。