リーダーが「カリスマオーラ」をまとうテクニック
時には、社長や取締役、本部長といった会社の幹部が朝礼やプレゼンをする場面もあるかもしれない。そんなときリーダーが「カリスマオーラ」をまとうテクニックがあるという。
「自信があるフリをするだけで、自信はできる」 「しっかり胸を張って話す」
「語尾が大事。『と思います』『と考えています』という2つの言葉を極力減らす」
「ひとときの沈黙を活用する」
などだ。
最後に、岡本さんはこれまでに会った日本のリーダーで、最も印象に残っている3人として、ソフトバンクの孫正義社長、日本電産の永守重信会長、ZOZOの創業者、前澤友作氏の名前を挙げている。
3人に共通しているのは、コミュニケーションを大事にし、言葉というより、ある種の「気」を発しているところだという。元気、妖気、意気、鬼気、熱気、本気......。優れたリーダーほど、「感情」と「熱気」を操り、その「エネルギー」で人を動かします、と書いている。
上に立つ人ほど、人前で話す機会は多い。岡本さんの仕事のニーズが尽きないわけだ。
5月は「朝礼」をめぐり、参考になりそうな本を紹介してきた。知れば知るほど「朝礼」は奥が深い世界だと思った。(渡辺淳悦)
「世界最高の話し方」
岡本純子著
東洋経済新報社
1540円(税込)