無印良品の店内BGMが、2021年5月19日からストリーミング音楽配信サービスでの配信を開始し、ツイッターで話題となっている。
ツイッターでは20日に「無印のBGM」がトレンド入りするほどの反響があった。実際にサービスを利用したと思われるユーザーからは、
「無印って音楽流れてたっけ...???と思いつつ再生したら、『あーー!!聞いたことある!!!』ってなった」
「無印に住んでる感覚なる」
「噂の無印BGM流してみてるけど思ってた以上にええねこれ」
といった声が寄せられている。
無印良品のBGMがサブスク解禁される(無印良品公式サイトより)「ボーカルの少ない環境音楽への注目が高まっている」
良品計画は、なぜ無印良品のBGMを配信するに至ったのだろうか。
発表資料によれば、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えるなか、「世界中を旅するような体験をすることで、生活をより豊かに楽しんでほしい」という意図があったという。
また会社ウォッチ編集部が、5月25日にオープンコミュニケーション部の担当者に取材したところ、
「在宅需要により、自宅でのテレワーク時やリラックス時に視聴できるようなボーカルの少ない環境音楽への注目が高まっていることや、音楽を視聴する環境の変化に対応することも配信開始のきっかけです」
としていた。
無印良品のBGMはCD化されており、2001年から年1、2枚のペースで、店頭やネットストアで販売してきた。その理由を聞くと、
「店内で放送しているBGMに対するお客さまからの問い合わせが多いため、もっと気軽に聴いていただくことを考慮しました。
また各地域の伝統音楽を、風景を収めたブックレットとともにご自宅で楽しんでほしいという想いがありました」
とのことだった。
現在、楽曲はBGM2から25までの計327曲を配信している。