酒税改正も好調の要因に
発売当初から好成績を収めた2020年10月発売の「一番搾り 糖質ゼロ」。ビールカテゴリー国内初の「糖質ゼロ」に目を付け、商品化した理由を担当者に聞いた。
「ビールカテゴリーを取り巻く環境は大きく変化しました。20年10月の酒税改正では、350ml缶1本当たり約7円減税されることで、お客様がよりビールを買い求めやすくなり、販売数量の中長期的な伸長が期待されます。
また、経年的な『健康志向』の高まりが、新型コロナウイルス感染拡大によって加速し、これまで堅調に推移してきた当社の糖質オフ・ゼロ系ビール類の販売数量はさらに伸長しました。当社調べでは、酒類飲用者の約8割が『健康』を気にしており、ビールユーザーの糖質オフ・ゼロニーズも高まると考えました」
酒税改正による影響もあって、20年10月の「一番搾りブランド」缶商品の販売数量は19年比8割増だった。今後もビールカテゴリーへの注目が高まると考えられる。