「危険! 日本に行くな」「東京五輪中止か?」 米国からコロナ対策失格の烙印を押された日本政府(2)

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米国からパートナーとして無能の烙印

バイデン大統領から「無能」の烙印を押された(?)菅義偉首相
バイデン大統領から「無能」の烙印を押された(?)菅義偉首相

   こうした頑なに東京五輪開催に爆走する日本政府やIOCの姿勢にネット上では、こんな批判が殺到している。

   在米ジャーナリストの飯塚真紀子さんは、こう指摘した。

「CDCは、日本は〈非常に高い感染レベル〉の国であると認定し、新たな指針で『日本の現在の状況では、ワクチン接種を完了した旅行者も変異株に感染し、感染を拡散するリスクがあるため、日本へのすべての渡航を避けるべきである』としています。米国務省は勧告の中では東京五輪については特に言及していませんが、五輪開催2か月前の渡航中止勧告とあって、先日、IOCのコーツ氏が『緊急事態宣言下でも五輪を行う』と発言したことに触れている米メディアもあります。この勧告が参加を予定しているアスリートの判断にどんな影響を与えるか注目されるところです」

   また、こんな意見が多かった。

「ワクチン接種率が低い国がどうなっているかは、アメリカが一番理解しているはず。国連のグテーレス事務総長も世界保健総会の開会式で『我々はウイルスと戦争をしている。戦時体制の論理と緊急性が必要だ』と発言したばかり。今、日本で五輪を開催することは、世界大戦中と同じという意味だと思う。すでに日本ではインド株が広がっている。アメリカの判断はそこまで考えていると信じたい」
「ワクチン輸入からワクチン接種開始までのタイムラグが1・5か月かかっていること。これを異常と認識しない日本に米国が呆れ返り、怒りの警告を始めたとみるべき。ファイザーをEUは日本に最優先で提供しているのに。自衛隊まで動員してもアベノマスクを配った時と同じスピードでしか動けない日本。五輪以前に、米国は国防パートナーとして無能の烙印を押したのです」
「これはアメリカから日本政府への最後通牒ですよ。アメリカが日本への渡航中止を出すのは、東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故以来。今の日本の状況をあの時と同じだと判断したということです。この状況でバイデン大統領が選手団を派遣するでしょうか?」
「いくら菅首相や橋本聖子会長が『安心・安全な大会にするため、しっかり対応している』と言っても、客観的にみて、『全然ダメ』とハッキリ評されたかたち。本当に情けない。まったく不甲斐ない!」
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