「理想の働き方」を手に入れるまでにやっておくこと【ひろ子ママの教訓 その55】

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   きょうは50代前半のHさんです。

「コロナ禍で在宅勤務になりました。大企業に勤めている恩恵もあってか、今でも在宅勤務継続中です。会議や打ち合わせもほぼオンラインでやっていて、ちまたでは『在宅勤務疲れ』のようなキーワードを見かけますが、私自身はこの働き方が気に入っています。
調べてみると『ワーケーション』『ブレジャー』などいろいろな新しい働き方があるんですね。今のように働き方が変わったことで『新しい働き方』に対する欲が出てきたので、ワーケーションなど目指してみたいです」
  • 「理想の働き方」って、どんなもの?
    「理想の働き方」って、どんなもの?
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新しい働き方を試してみる

   Hさんのように「在宅勤務」を気に入っている人もいれば、合わないと感じる人もいるでしょう。または、在宅勤務をやったことがないから、憧れの働き方だと思っている人もいるかもしれません。

   Hさんのように好奇心旺盛な人は現在、会社の制度上で可能なことはいろいろと試してみることがいいと思います。理想の働き方を見つけるには、まずは試してみることです。

   その一つが「ワーケーション」。「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用して、働きながら休暇をとる過ごし方のことです。

   たとえば、実際に1週間ほど試してみたら......。「移動時間に2?3日かかって、残り4?5日はバタバタして思ったよりも観光地を満喫できなかった」というふうに感じるかもしれません。そうであれば、ワーケーションの期間を長めてみてはいかがでしょう。

   とはいっても、これは理想です。すぐに切り替えることなど、容易ではありませんよね。

◆ 理想の働き方ってなんでしょう

   理想の働き方は、人それぞれだと思います。まずは「在宅勤務」を理想の働き方だと思っている人は、なんでその働き方が理想なのか考えてみましょう。Hさんにとっての理想の働き方を一度考えてみてください。

・人と接するのが嫌だから
・もくもくと一人で仕事したい
・自由な時間、場所で仕事したい

   こんな理由で「在宅勤務」がいいというのであれば、ちょっと甘いではありませんか(もちろん、フリーランスなどになって手に入れることもできますが、果たして勤まりますか?)

   在宅勤務が「デキる」ビジネスパーソンになるということは、次のようなことが必要ではないでしょうか。

・自宅(在宅)での仕事を遂行するスキルがある
・会社が在宅勤務の環境を準備している
・会社からの信用力がある

   これは最低限必要なことですが、今、在宅勤務ができていないということは、どれかが足りていないんだと思います。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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