みなさん、こんにちは。馬医金満です。
日経平均株価の「信用買い残高」について、考えてみました。
信用買い残高とは、信用買いを実行して、まだ返済売りが行われずに残っている株数を表します。
株価の下落が「わかる」かも?
信用取引は、既定の期限内にそのポジションを解消する必要があります。たとえば、制度信用取引の場合、6か月以内に反対売買により決済する必要があります。
そのため、一般的には信用買い残高の倍率が多すぎると、そのあと下落。また逆に信用売り残高の倍率が多すぎると、そのあと上昇するといわれています。
その信用買い残高ですが、2021年4月19日申し込み時点の信用買い残高(東京と名古屋の2市場、制度信用と一般信用の合計)は前週比840億円多い3兆440億円と、米中貿易摩擦で、日経平均株価が軟調に推移した2018年10月以来2年5か月ぶり高水準となっています。
そうなると、理論上では次に大きく下落する可能性を念頭に置いて取引したほうがいいかもしれません。
個別銘柄でいうと、4月23日には信用倍率が64倍の古河電池が4%安、55倍のじもとホールディングスが4%安など、大きく割った銘柄も存在しています。
ただ、もし下落すると、そこで多くのポジションが解消されるので、そこからは狙い目かもしれないわけです。
銘柄選びの一つの「ツール」として、使えそうです。
では、また!
(馬医金満)