4年間にパッケージに「開け方」、材質変え、中栓改良も......
容器変更に至るまでの4年間に、どのような過程があったのか。担当者はリニューアルの経緯を、こう話している。
「まずはお客様のご不満をできるだけ早く解消するために、パッケージに開け方のイラストを表記、キャップの材質の変更、中栓の改良などを行いました」
カゴメの公式サイトでも、「よくお寄せいただくご質問への回答」の一つとして、波型キャップの開け方を図解。お客様相談センターに「開け方がわかりにくい」という声が複数寄せられたためだ。しかし、それらによる大きな改善はみられなかったという。
「そこで、一から容器設計を見直すことを決めました。お客様が商品を利用する際に不便に感じていることの再調査や、使いやすい容器の再設計を行い、試作品の開発や使い勝手の検証を繰り返し行っています。
試作品の開発時には、お客様相談センターにお声をくださった複数のお客様に実際にお試しいただくなど、慎重に検証を重ねました」(カゴメ広報担当者)
その後、カゴメは新容器に対応した製造設備を整備。今回の、新容器でのリニューアル発売に至った。
ツイッターでは今回の容器変更に、
「めちゃくちゃ開けやすくなってる」
「困ってたから助かる」
といった声があがっている。
こうした意見に対して広報担当者は、
「改良までお待たせしてしまったことは大変申し訳なく思っています。今回の容器変更に伴って、多くのお客様より『改良されてよかった』『使いやすくなった』などのお声をいただいており、うれしく思います。今後もお客様に安心してご利用いただける商品の開発に取り組んでまいります」
とコメントしている。