食品メーカー大手のカゴメ(名古屋市)が販売する「醸熟ソース」(300ミリリットル、500ミリリットル)シリーズの「キャップが変わった」と、ネット上で注目されている。
波型のキャップに対しては、以前からツイッター上で「開けにくい」との声が複数上がっていたためだ。
「キャップが閉めにくい」の声で「波型」に
会社ウォッチは2021年5月13日、カゴメの広報担当者を取材した。
広報担当者によれば、これまで使用されていた波型キャップの容器は、17年3月から採用している。直線型キャップを使った新しい容器に21年3月から順次切り替えており、4年ぶりのリニューアルとなる。
そもそも、なぜ波型のキャップが採用されたのか。担当者はその理由を、
「従来の容器は、『キャップが閉めにくい』『キャップの中栓の構造が複雑で開け方がわかりにくい』などのお声をお客様からいただいており、それを改善するために波型のキャップへ変更しました」
と話している。
ところが複数の購入者から、「キャップが開けにくい」「分量の調整が難しい」「液垂れしてしまう」などの声があり、今回の容器変更に至った。
ツイッター上でも、一部ユーザーが波型キャップに対する不満を投稿し、カゴメ公式アカウントが返信するやり取りが見られる。
新しい容器はキャップのフチが波型から直線型に変更されているほか、キャップ自体が従来のものより細い。また、注ぎ口が細くなり、キャップを外すと同時に中栓が自然に開く仕組みになっている。