公開! つみたてNISAの運用実績
では、実際につみたてNISAで購入している銘柄はどれだけ値上がり・値下がりしただろうか?ブログでは毎月の口座状況を定点観測しているのでコロナショック前と後、現在の3つのケースを紹介する。
以下はコロナショック前の2020年2月7日の口座状況(投資額45万円、含み益5万4000円)↓
一番利益が出ているのは、真ん中の楽天・全米株式インデックス・ファンドで、債券などに分散されている下から2番目のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が7565円のプラスではあるが含み益は最も少ない。
そして、コロナショックが起きて相場全体が凹んだ2020年4月3日の口座状況(投資額51万円、含み損7.6万円)↓
わずか2か月で評価額が50万円から43万円まで減った。どの銘柄も緑色でマイナスになっているのがわかる。楽天・全米株式インデックス・ファンドは1万6758円のマイナス。やはりショック相場での下落率は大きい。債券を含むeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はマイナスが1万3518円と少し少ない。
この結果だけを見ると、債券も分散して持っておくと良さそうな気もする......。しかし下げたものは戻るのが相場だ。下げたところでも買う積立投資の強みは、ここから力を発揮する。
すっかりコロナショックの傷も癒え、株高になった2021年5月11日時点の口座状況(投資額90万円、含み益28万円)はこうなっている↓
楽天・全米株式インデックス・ファンドは7万3580円のプラス。債券を含むeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は3万1222円のプラス。2倍以上の含み益の差がある。まだ投資してから2年半ほどの口座だ。10年、20年続けると、この差はもっと大きくなるだろう。
つみたてNISAのメリットは売却した時の利益にかかる税金がゼロである点だ。これを最大限に活かすためには、より利益が出やすい(値上がりしやすい)銘柄の買付けをしていくのがいい。そんな考えから、あっきんとひろこは長期で積立することが前提のつみたてNISAでは株式100%の銘柄をオススメしている。
答え合わせは20年後みたいな話だが、コツコツ運用を続けながら状況を見守りたい。
※毎月の運用状況はブログにて掲載「FPひろこが選んだつみたてNISAおすすめ銘柄。商品をどう選ぶ?」