「東京五輪中止」2つの大反乱 知事たちの「県民の命」ファースト 政府分科会が初めて追従を捨てた!(2)

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「最悪のことも考慮してやるのは当たり前」と尾身会長

東京五輪・パラリンピックは開けるのか(写真は、新国立競技場)
東京五輪・パラリンピックは開けるのか(写真は、新国立競技場)

   その尾身茂会長、抑えが利かなくなった分科会の専門家たちの怒りを背に受けたのだろうか、その後の国会審議でこれまでにない激しい言葉で、事実上の東京五輪中止を訴えたのだった。

   フジテレビ(5月14日)「尾身会長『最悪の状況も考慮』東京五輪・パラ開催判断」が、こう伝える。

   「尾身会長は、東京五輪の開催の判断には、最悪の状況も考慮する必要があるとの考えを示した。尾身会長は『(五輪の開催時に)どういう負荷が医療にかかるのか、最悪のことも考慮してやるのは当たり前だと思います。仮に緊急事態宣言が出ている状況で東京大会を開催するとした場合、現在の大阪のように、一般医療に支障が出ている状況に、大会開催による医療への負荷が加わることになる。それがどのくらいなのかを評価する必要がある。関係者は、それらをふまえて最終的な判断を下すべきだ』とした」

   ようやく政府のコロナ対策の専門家グループが、感染症の専門家の良心を取り戻し、忖度ナシで東京五輪と向き合う態勢ができたということか。遅すぎるが......。

(福田和郎)

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