ワクチンが余ったら市職員でわけるのは当たり前
ところが、意外なことにネット上では首長の「優先接種」に共感の声が多い。
「各地で『余ったワクチンを...』という話が出てくる。活用しないともったいないのは確かだから、『余った時』の決まりを作ったほうが問題解決になると思う。キャンセル分をムダにしないために、キャンセル待ちリストを作っていない自治体では、未接種の医療従事者や役所職員,幼保職員らに回して貰ってもいいと思います」
「私も市町村長や知事は優先接種でいいと思います。こういう時に首長不在のリスクを減らすべきだと思います。北海道北見市の辻直孝市長(67)が5月10日、コロナに感染し、代理を置かず病室からリモートで仕事すると言っていますが、周りが結構大変です」
「うちの自治体では、集団接種で余りが出たら市の職員が受ける事になっている。私の勤めているクリニックでも、余りが出たら誰でもいいから声をかけて、絶対余らないようにしてくださいと自治体から言われました」
「病院勤めをしていますが、余ったら大騒ぎになります。廃棄まで時間制限があるので、臨機応変に誰かに打ってもらわないと仕方ない。首長がコロナにかかって隔離とか話になりません」
一方で、こんな批判もあった。
「上遠野修町長の言い分『開設者だから医療従事者』は引っ掛かります。では貴方は市長の仕事をしながら、実際に医療に従事していますか?と聞きたくなります。こんな言い訳をしないで、『キャンセル分を廃棄するのがもったいないいので打って貰いました』でいいと思います」
「初めに広報で急なキャンセルがあった場合、その場にいる職員が接種することもあります、と書いておけばよかった。キャルセル待ちリスト(呼び出したらすぐ来るという条件で募集しておく)を作って、すぐに呼び出して接種するという体制を作るのがいいと思う」
(福田和郎)