女性活躍の会社、アクセンチュアが初の1位 管理職比率、経営幹部比率ともにグンとアップ

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   総合コンサルティングのアクセンチュアが「女性が活躍する会社」の総合ランキングで初めて1位に輝いた。

   働く女性のキャリアとライフスタイルをテーマにした女性誌「日経ウーマン」が1988年の創刊時から実施している「企業の女性活用度調査」で最高スコアを得た。アクセンチュアは2006年から女性活躍を推進。前年の2位からトップにランクアップした。

  • 「女性が活躍する会社」を探し歩くと…
    「女性が活躍する会社」を探し歩くと…
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   調査は、企業における女性社員活用の実態を、(1)管理職登用度(2)女性活躍推進度(3)ワークライフバランス度(4)ダイバーシティ推進度――の4つの指標で測定し採点。それらの合計得点を偏差値化した総合スコアをランキングした。

   総合1位になったアクセンチュア(総合スコア78.6)は、2006年に女性社員のキャリア形成を支援する組織を発足。経営と現場、そして人事が一体となって女性の採用強化や継続意欲の維持・向上、女性リーダーの継続的な養成を目指した取り組みを行なっている。

   女性管理職比率と女性経営幹部比率は、2017年にそれぞれ15%と8%だったが、20年12月時点で18%と17%に上昇。部門別の管理職登用度でも2位にランクインした。

   アクセンチュアはアイルランドに本拠を置くグローバル企業。「ジェンダー(女性の活躍推進を含む)領域では、2025年までに全世界で社員の男女比を50対50にする」という目標を設定している。

   総合2位は、日本IBM(総合スコア77.0)。20年は1位だったが、ワンランク後退した。19年に女性管理職育成の年間プログラムをスタート。21年1月の時点で19年参加メンバーの50%、20年参加メンバーの25%が管理職となり、20年12月時点の女性管理職比率は、19年の17%から18%と1ポイントアップ。女性役員級比率は18%から2ポイントアップの20%になっている。

   総合3位は、りそなホールディングス(総合スコア76.3)。20年の5位から2ランクアップした。03年に公的資金が注入されたのを機に女性活躍を推進に着手。女性管理職比率は20年度、9年連続上昇の結果30.4%となった。

   4位から10位は、(4)アフラック生命保険(5)資生堂(6)千葉銀行(7)花王グループ(8)高島屋(9)大和証券グループ(10)パソナグループ――となった。

   なお、調査は日経ウーマンと日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」が実施。522社から回答を得た。2021年版「女性が活躍する会社BEST100」をまとめ、5月7日発売の「日経ウーマン6月号」で発表した。

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