企業の決算発表がピーク 日経平均株価は上値重く(5月10日~14日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 ドル、米経済指標に揺れる

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円50銭~110円00銭

2021年5月7日(金)終値 108円60銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、底堅い動きとなりそうだ。

   前週のドル円相場は一時、米国での新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗を背景に1ドル=109円半ばまでドルが買われたものの、週末に発表された米国の4月の雇用統計が市場予想を下回ったことで、1ドル=108円半ばまでドルは値を下げた。

   今週のドル円相場は、底堅い動きとなりそうだ。4月の米雇用統計が市場予想を下回ったことを受け、米国での金融緩和の長期化観測がドル売り・円買い材料となっているが、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗を背景に、米国の経済指標には改善するもの増えている。

   米国の景気回復基調が鮮明になればドルの買い材料となり、ドルは底堅い動きとなりそうだ。今後の米国の経済指標に注目。

   経済指標は、国内では11日に3月の家計調査、12日に3月の景気動向指数、13日に4月の景気ウォッチャー調査、14日に5月のオプション特別清算指数(SQ)算出などが予定されている。

   海外では、11日に中国の4月の消費者物価指数、12日に米国の4月消費者物価指数、14日に米国の4月の小売売上高と鉱工業生産、設備稼働率などが予定されている。

(鷲尾香一)

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