コロナ禍、仕事選びの基準に「福利厚生」急上昇 テレワーク、コロナ後も維持9割希望

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昇進・昇給への意欲が高まる

   調査ではまた、コロナ禍を経験して自身の昇進や昇給に対する意識に変化があったかを聞いた。その結果、「昇進・昇給への意欲が高まった/今後高まりそう」と回答した人は50.7%と約半数を占めた。

   回答者にその理由を聞くと、「先行きが不透明な世の中だからこそ、昇進することで今よりも給料を上げたいと感じたから」が56.6%で最も多く、「自分が昇進して会社や組織を変えたいと考えたから」と「昇進を通じてさまざまな経験を積み、成長する必要性を感じたから」が共に46.6%となった。

   コロナ禍で導入が進んだテレワークについて、働く人たちの意識はどうか――。ポストコロナとなってからもテレワークを利用したいか(未経験の場合は今後利用してみたいか)を質問したところ、「利用したい」との回答が88.5%と約9割が積極的意向を示した。

   その理由は、「通勤時間の負担がなくなるから」(56.9%)、「自宅のほうが仕事に集中できるから」(49.2%)、「人間関係の煩わしさがなくなる(少ない)から」(45.3%)がトップ3だった。

   「首都圏では片道1時間として往復2時間。10日テレワークをするだけで20時間の時間創出になり、身体の負担も抑えられそう」と、稲村さんはみている。

   なお調査は、2021年2月4日~17日に10~60代の働く男女を対象にインターネットで実施。750人から有効回答を得た。

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