山中伸弥教授「今冬までワクチン接種済まないと...」
いったい、新型コロナはいつ収束するのだろうか。ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授は、朝日新聞(5月6日付)「『ワクチンが広がらないと来年の今ごろ...』山中教授の指摘」の取材に応じ、こう語っている。
「できるだけ早くワクチン接種できるような状況に、総力を挙げてもっていけるかどうかにかかっている。ここでワクチン接種が広がらないと、来年の今ごろまた同じことを繰り返している可能性がある。終息に向かわせようとすると、(今年冬までに)7000万、8000万人は接種を完了させないと、目に見えた効果はない。2回接種を想定すると、1億6千万回を感染が広がりやすい冬までに済ませる必要がある。ものすごい数が必要。それを本当にやる覚悟を持って、いま日本ができるかどうかっていうことが試されている」
とても、オリンピックなどやっている場合ではなさそうだ。
(福田和郎)