【ステイホームは本を読む】コピペの技術? 仕事に行き詰まったら他人のテクを盗め!(尾藤克之)

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   毎日、アタフタしていませんか? やらなくていい仕事はどんどん切り捨てましょう。

   水曜日と金曜日には予定を入れてはいけません。自分のためにだけ、時間を使うなど驚きの仕事術が満載です。たった1分「整理」をするだけで効率アップさせるには......。

「1分で仕事を片づける技術」(鈴木進介著)あさ出版
  • あなたは仕事をテキパキとこなしていますか?
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やり方より結果にこだわる

   行動のスピードが上がらない人の特徴として「自分のやり方にこだわりすぎる」という特徴があります。自分で創意工夫し、努力して身につけたスキルだから、「こだわり」があるのです。

   しかし、仕事は成果を出さなくては意味がありません。

   著者の鈴木進介さんは、

「仕事はあなたの充足感や、達成感を得るために存在しているのではありません。最速で成果を出すのための手段を選ぶことが肝心です。その手段はいつも自分で編み出さなければいけないわけではありません。最速で最適なつもりでもスピードが上がっていなければ、時には他人のやり方に目線を移すことも必要です」

   と言います。

「私もかつては自分のやり方にこだわりすぎる人間でした。しかし、頑張っても成果が出ず、仕事のスピードも上がりません。万策尽きた私は、仕事が早いことで社内で有名だった先輩のマネを徹底的にすることにしました」

   社内で有名だった先輩のマネとは次のようなものでした。決して難しいものではありません。5つほどあるので紹介します。

(1)ゼロから提案書をつくるのではなく頻度の高いものを事前につくっておく。
(2)パソコンのショートカットキーのパターンを覚える。
(3)単語登録や文例登録をしておき、一発変換で文字入力できるようにする。
(4)売り上げが大きい上位2割の顧客を選別し、効率よく営業訪問する。
(5)担当レベルではなく決裁権を握る人に事前に根回ししておく。

「あまり深くは考えずに、ただひたすらマネることに注力しました。それこそ歩く速度まで。その結果、私は仕事が早いという評判がたち、大きなプロジェクトにも同期を差し置いて大抜擢されるようになりました。先輩のマネをしたからこそ手にすることができた評価です。複雑な気持ちでしたがありがたいことでした」
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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