辛口メディアが絶賛! ショウヘイはベーブ・ルースを上回る!
野球の祖国・米国でも、すっかり時の人となってしまった大谷選手。ふだんは辛口の批評家や大リーグのベテラン選手まで、大谷選手の底知れぬ実力に魅了されているようです。
大リーグで野球選手を絶賛する時に使われる「Five-tool player」(5ツールプレイヤー)を超えた「six-tool player」(6ツールプレイヤー)と評する声も聞こえてくるほどです。
Shohei Ohtani is the first six-tool two-way player since Babe Ruth
(大谷翔平選手は、ベーブ・ルース依頼の二刀流6ツールプレイヤーだ)
5ツールプレイヤーとは走攻守のすべてに優れた「万能選手」のことで、「hitting for average」(ミート力)「hitting for power」(長打力)「baserunning skills and speed」(走力)「fielding ability」(守備力)「throwing ability」(送球能力)が優れていることが求められるそうです。
これに「Mental Approach and Stability」(精神力、安定力)を加えたのが「six-tool player」(6ツールプレイヤー)だそうですから、大谷選手の超人ぶりは米国でも認められたということでしょう。
米Foxテレビが、大谷選手が出場する試合の中継を「見逃せないテレビ番組」に選んでいるほどです。
Ohtani is must-watch TV whenever he is playing for the Angels
(エンゼルスの大谷選手が出場する試合は、ぜったいに見逃すな)
must-watch:観るべき番組、見逃せない番組
それでは、「今週のニュースな英語」は、「must-」を使った表現を取り上げます。「絶対に○○すべき」と、強く薦める表現です。
Ohtani is a must-watch player
(大谷選手は絶対に見逃せない)
This is a must-watch movie
(これは、必見の映画だ)
This book is a must-buy
(この本は必読書だ)
前置詞の「for」を加えると「~にとって」という表現になります。
This book is a must-buy for students
(これは学生にとって必読書だ)
大リーグのベテラン選手までが「Ohtani can do everything」(大谷選手は何でもできる)と舌を巻く大谷選手。この先、どこまで成長するのか......。「six-tool player」(6ツールプレイヤー)に収まらず「10-tool player」(10ツールプレイヤー)と称される日も近いかもしれません。(井津川倫子)