今を生きることを先送りにしてはいけない。
「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」ぼくが出会ったこの本の印象的な部分を紹介したい。
「金をムダにするのを恐れて機会を逃すのはナンセンスだ。金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことのほうが、はるかに大きな問題ではないだろうか。」
「大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。当然、それは人によって違う。活発で冒険的な行動を好む人もいれば、自宅で静かに過ごしたい人もいる。自分や家族友人のために何かをすることに喜びを覚える人もいれば、恵まれない他人へのサポートに生きがいを感じる人もいる。自分を幸せにする方法は一つではない。」
この言葉は、自然と自分自身のこれまでの選択と重ねることで腑に落ちた。20代は公務員として資産を増やすためにひたすら働いた。ところが子供ができて1日の大半を職場で過ごす時間に費やし、子供と過ごす時間を犠牲にしていることに気づいた。このときぼくは、たとえ収入が落ちても子供と関わる時間が確保できる働き方のほうが今は自分にとって価値がある生き方だと思い、公務員を辞めようと思った。
これは今を生きることを優先した結果なんじゃないかな、と本を読みながら思った。