コロナ禍「第4波」決算発表控え、株式相場は様子見気分(4月19日~23日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 「ドル売り・円買い」出やすく

ドル・円予想レンジ:1ドル=108円50銭~110円50銭

2021年4月16日(金)終値 108円77銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、弱含みもみ合いか。

   前週のドル円相場は、ドルが弱含みに推移した。米国の金融緩和政策の継続により、米長期金利の上昇観測が弱まっていることに加え、ジョンソン&ジョンソン製の新型コロナウイルスのワクチンに対して、血栓発生の危険性から米当局が接種を一時中断するように勧告したことも、ドル売り気分を誘った。

   今週のドル円相場は、弱含みもみ合いとなりそうだ。米長期金利の上昇観測に歯止めがかかっていることに加え、ジョンソン&ジョンソン製のワクチン接種の一時中断により、ドルの買い材料が乏しく、ドル売り・円買いが出やすい状況になっている。

   経済指標は、国内では19日に3月の貿易収支、23日に3月の全国消費者物価指数などが予定されている。

   海外では、22日にECB(欧州中央銀行)定例理事会、ECBのラガルド総裁会見、23日に米国の3月の新築住宅販売などが予定されている。

(鷲尾香一)

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