営業トークは古い? テレワークで評価されるメールテクニックとは【尾藤克之のオススメ】

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日程調整はゆるやかなアプローチで

   日程調整をメールでやり取りする際、何の限定もなく、「いつがよろしいですか」と聞かれても、漠然としすぎて決めようがありません。多忙なときや無理して約束を設定する必要のない相手だと、なおさら返信に困ってしまいます。

   一方で「来週の水曜日の14時~16時でいかがでしょうか」と、いきなり日時を指定されても唐突な感じがします。デリカシーのない人物と思われても仕方がありません。気遣いができる人は、まずゆるやかな期限を指定します。この後に、「ご都合のいい日はございますか?」と続いたら、スケジュールを確認する気にもなるでしょう。

   筆者の経験からいうと、「月初めでいかがですか」「週明けでいかがですか」と、範囲を狭めてアプローチすると、忙しい人との日程調整もスムーズに進みます。曜日や時間を確定させないにしても、ゆるやかで狭まれたアプローチは受け入れられやすいのです。

   リモートが浸透したことで、相手との関係性が変化しつつあります。トークで相手を説得するのではなく、「書く力」の重要性が問われてきています。

   本書には、リモートで必要とされるメールテクニックが網羅されています。新入社員の方は読んでおいたい一冊です。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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