ビール業界「ビア樽」「機能性」で盛り上がり 家飲み需要に活路を見いだせるか!

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

キリンVSサントリーは「糖質ゼロ」対決

   他にもビールを巡って盛り上がっているのが、キリンとサントリーの「糖質ゼロ」対決だ。先行するキリンは2020年10月に「一番絞り」ブランドの糖質ゼロビールを発売。販売目標を大幅に上回ってビールでは久しぶりのヒット商品となり、新たな需要の掘り起こしに成功した。

   対するサントリーは約5年かけて開発した「パーフェクトサントリービール」を2021年4月に発売した。「糖質ゼロ」のような機能性アルコールは、これまで発泡酒や第3のビールが主戦場だったが、ビールでも相次ぎ登場したことで販売合戦はヒートアップしている。

   コロナ禍の収束は依然として見通しがつかず、ビールの外食需要もコロナ前の水準まで戻るのはいつになるかわからない。新たな商品やサービスを投入して、拡大する家飲み需要をいかに捉えていくか。メーカー各社の底力が問われてくる。(ジャーナリスト 済田経夫)

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