主力のマヨネーズ、ドレッシングの売り上げがポイント
今回の第1四半期決算の発表を受けて、野村証券とゴールドマン・サックス証券が目標株価を引き上げた。
野村証券が2600円から2720円に引き上げたリポートでは、「緊急事態宣言の再発動により市販用商品の販売が予想以上に好調。コロナ禍で一般経費も抑制された」と指摘し、「好スタートを切った」と評価。ただ、「足元で鶏卵価格が上昇しているほか、食用油の調達価格も今後上昇する見込み」とし、「本格的な株価上昇には主力カテゴリーのマヨネーズやドレッシングなどの売り上げを持続的に伸ばせるかが重要だろう」と記した。
ともあれ、国内でコロナ禍が消えてなくなる見通しは立っていないだけに、巣ごもり特需の恩恵を受ける銘柄として当面、投資家の関心を引き寄せそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)