マイクロストラテジーが「大人買い」した
◆ 5800億円
2020年8月からビットコインを数百億円規模で「大人買い」したことで知られている企業、マイクロストラテジーがあります。
同社が保有するビットコインはなんと、9万1326BTC。その保有金額は4月5日時点で5800億円にものぼります。
投資金額が約2400億円ですから、含み益は約3400億円もあることになります。間違いなく、ビットコインへの投資で大成功した企業の一つといえます。
なお、同社の株価も10倍以上に上昇しました。
〈マイクロストラテジーの株価推移〉
◆ 9000
2020年から仮想通貨の数は大きく増加しました。2020年5月には※5000程度だった仮想通貨ですが、1年足らずで9000を超えてきました。
※ コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)に登録されている数
これは、DeFi(分散型金融)ブームが勃発し、さまざまなプロジェクトが立ち上がったためです。しかし、スシスワップやキムチスワップのようなコピーの仮想通貨も多くなっています。
参考リンク:「寿司にスパゲッティ、そしてキムチ これすべて仮想通貨なんです!?(ひろぴー)」(J-CASTニュース 会社ウォッチ2020年9月18日付)
これだけ多い仮想通貨ですが、時価総額が100億円以上あるモノは100程度とごく一部です。つまり、大半の仮想通貨は一時のブームで誕生し消え去る可能性があるのです。
このあたりは、ITブーム時にできた企業の多くが今は聞かなくなったり吸収合併されていたりするのと同じですね。
◆ まとめ
この1年で、遥かに遠かったこれまでのビットコインの史上最高値(240万円)を軽々と突破しました。そして、今では大暴落が起きてもそこまで下がるかどうかという水準にまで上昇しています。
2021年4月14日には、米国の大手仮想通貨取引所であるコインベースが上場を予定しています。その時価総額は10兆円になるともいわれており、これはユニクロ(ファーストリテイリング)やNTTドコモと同じ規模に上ります。
米国の大手銀行は、2021年にも1000万円を超えるという予想を出しており、この上昇相場はまだまだ続くのかもしれません。(ひろぴー)