コロナ禍感染第4波が足かせ 日経平均株価、米国株の勢いに付いていけず(4月12日~16日)【株と為替 今週のねらい目】

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   新型コロナウイルスのワクチン接種が先行している米国で、景気回復への明るさが見えてきた。堅調な経済指標を意識したドル選好が弱まりそうになく、ドル円の動きは底堅い。米国株も上昇している。

   一方、国内では感染の第4波の様相。東京都や大阪府などに「まん延防止等重点措置」が発出されて飲食店は営業時間の短縮が余儀なくされるなど、人々の自粛生活が続くことに。日経平均株価も米国株の上昇に追い付いていけない状況になっている。「3万円」を目前に足踏みしているが、強い買い材料が見込めないこともある。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • 日本では新型コロナウイルスのワクチン接種がなかなか進まない(写真はイメージ)
    日本では新型コロナウイルスのワクチン接種がなかなか進まない(写真はイメージ)
  • 日本では新型コロナウイルスのワクチン接種がなかなか進まない(写真はイメージ)

東京株式市場 3万円目前で足踏み

日経平均株価予想レンジ:2万9200円~3万500円

2021年4月9日(金)終値 2万9768円06銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開か。

   前週の日経平均株価は、小反落した。一時3万円台に乗せる局面もあったが、上値は重く、3万円台を維持することができなかった。

   今週の日経平均株価は、上値の重い展開が続きそうだ。米国株式は経済指標の改善により、景気回復に対する期待感が高まっていることに加え、新型コロナウイルスのワクチン接種が順調に進んでいることを材料に上昇を続けている。

   半面、日本で再び新型コロナウイルスの感染拡大が進んでおり、米国株の上昇に追い付いていけない状況になっている。日経平均株価は歴史上の高値圏にある現在、これ以上に上値を追っていける強い買い材料がないことから、しばらくは上値の重い展開が続きそうだ。

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