知ってる!?「ガラナ・アンタルチカ」 今年で発売100周年、なぜ日本に? ブラジル大使と荒井商事社長に聞いた

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大使が日本でオススメしたいモノは...

ガラナ・アンタルチカで乾杯!(写真左が荒井亮三社長、右がエドゥアルド・サボイア駐日ブラジル大使)
ガラナ・アンタルチカで乾杯!(写真左が荒井亮三社長、右がエドゥアルド・サボイア駐日ブラジル大使)

   最後に、サボイア大使と荒井社長に、ブラジルと日本の関係に関して今後の展望を聞いた。

――日本でオススメしたいブラジルのドリンクやフードはありますか。

サボイア大使「ブラジルは世界有数の農業生産国で、食生活に関しては非常に豊かな国です。
トロピカルフルーツのジュースなどソフトドリンク類もブラジルで多く生産されるほか、日本市場ではブラジル産のワインとスパークリングワインが親しまれています。個人的には好きなのは、水も砂糖もまったく使っていない100%無添加のぶどうジュースですね。
輸出として品目を考えると、ブラジルは食肉の生産も豊富で、世界有数の輸出国という位置づけです。日本では鶏肉を多く輸入していますが、牛肉はまだ日本市場に出回っていません。ブラジルの食肉は規制が厳しい各国の市場に認められているので、いずれは日本にも輸出できるようにしたいと考えています」
荒井社長「可能性のある商材のお話が出ましたね。私たちも、まだ日本に広まっていないブラジル産の食料を、頑張って日本で売っていきたいと思っています」

――どのような商品が日本に入ってくるのか、楽しみですね。今後の日本との交流について、展望を教えてください。

サボイア大使「ブラジルと日本は、歴史的に見て友好関係が長いです。2021年1月には茂木敏充外務大臣がブラジルを訪問されました。また、ブラジルではクルマや和食など、日本製のモノがとても好まれています。ブラジルに在住する日系ブラジル人は約200万人ほどですが、日本のファンはブラジルに2億1000万人(ブラジルの人口)います。サッカーの試合でも、日本のチームがプレーをしているときにブラジル人は本当に応援していました。
しかし、その良好な関係に対して、経済関係が十分そのレベルに至っていないのが現状です。世界的には食料の輸出国ですが経済的な関係がまだ、ポテンシャルを十分に満たしていないと思っています。それをもっと深めていくためにも、日本とメルコスール(南米南部共同市場)間の経済連携協定の交渉開始を願っています」

   そして、サボイア大使は荒井商事との関係を、こう話す。

サボイア大使「この機会をお借りして荒井商事様に御礼を申し上げます。日本とブラジルの関係を良くしていくうえでは、人と人の関係がとても重要になりますが、その関係をよくするにはお互いにいい経験を共有するのが大切だと思います。その楽しい経験を共有するツールとなるのが、飲み物や食べ物だと思います。
荒井商事のおかげでブラジルの食品が日本で食されることが可能になっています。在日ブラジル人のためだけでなく、日本人に対しても広くそのような機会を作っていただいているので、両国の関係に対する貢献に感謝しています」

(聞き手 笹木萌)

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