4月になって新しい年度が始まりました。新たな出会いがたくさんある季節ですね。読者のみなさんの中には、社内異動や取引先の担当者の変更など、日々顔を合わせるメンバーが変わっている方も多いと思います。
今回は、先輩向けに「春こそ自分の第一印象を磨いて、好印象をキープし続ける」というテーマでお伝えします。すでに新しい出会いがあると思いますが、第一印象はとても重要です。
あなたの褒められポイントはどこですか?
さて、読者のみなさんは自分の第一印象をご存知ですか?
特に、どのように褒められることが多いか、ご存知ですか?
自分の褒められるポイントを知り、見せ方に活用するのが、第一印象から好印象をキープし続けるためには欠かせません。
なぜなら、人から認識されているあなたの褒められポイントは、今後出会う人にとっても同じように素敵だと認識してもらえる可能性が高く、簡単に伸ばせる長所だからです。
以前、このようなご相談を受けました。
「明るい、ムードメーカーとも言われますが、いつも周りから浮いてるような気がしていました。一人目立ってしまうんです」
というものでした。
長所と短所は、表裏一体なので、明るい反面目立ってしまう、というお悩みをお持ちの方は、他にもいらっしゃるかもしれません。
日本人は、目立たないようにしようとか、周りと馴染むようにしよう、とどうしても考えてしまいがちです。ですが、明るくて目立ってしまうという長所と短所を持っているのであれば、「自分は特別な存在。周りを明るく照らす」という自覚を持って、過ごしてみては、どうでしょうか。明るく目立つことを隠すことは、周りと馴染むことかもしれませんが、あなたの魅力は半減してしまうのです。
長所は飛び抜けた魅力として「味方」につける
では、どうやってその魅力を表現したらいいでしょうか。まず、着る服は、明るい色の服でいいのです。明るい色の服を着こなしている方は、場の空気を明るくする存在になります。その効果を利用してしまいましょう。
そのうち、周りの人は、あなたが明るい色の服を着ているのは当たり前だと思ってくれるようになります。長所は、抑え込むより、飛び抜けた魅力として味方につけ、周りの人も納得の存在になりきってしまいましょう。
反対に「マジメ。固いと言われてしまいます」と言うお悩みを持っている方もいらっしゃると思います。その場合は、「しっかり者」と言う長所があるはずです。「〇〇さんに任せておけば大丈夫」と言われる存在になりきってしまうことをオススメします。
そのための演出として、ジャケットを着ておく。白とネイビーのように清潔感と信頼度が伝わる色を使うようにするのです。
周りの方に、頼りがいや安心感を持ってもらえるようになるとのは、仕事にとってプラスのはずです。マジメが定着してきたら、多少ファッション性を出しても歓迎されるものです。
ただ、もちろん、おしゃれを追求しすぎて、仕事がおろそかになると、評価はガタ落ちです。やりすぎは注意してくださいね。仕事のおしゃれは、自分のためではなく、相手のため。それが、自分の評価にプラスアルファをつけてくれます。
このように、自分の長所と短所を把握して、全部長所として表現していくのはいかがでしょうか。以前、「新入社員の服装」というコラムではまったく反対で、スーツの着方やマナー、などをお伝えしましたが、ここでは先輩編と言うことで、自分の個性の出し方をお伝えしました。
自分の個性にあった色を身につけて、ますますご活躍ください!(入澤有希子)