「挨拶、欠品しない」をお客さまと約束
スーパーの成城石井は、2006年に売り上げを伸ばしながらも、経営利益ベースでは前期比半減という状況に陥っていた。そこで成城石井がPDCAで取り組んだのは「挨拶、欠品しない」をお客さまとの約束として掲げた改善の徹底だった。
挨拶に関しては定期的に調査したうえで、行動KPIの上がらない店舗に対してはC(評価)とA(改善)を徹底して求めた。また「欠品しない」という目標に関しては「〇〇までロスを出していい」と、P(計画)段階で具体的な指示を伝え、D(実行)を徹底した。
「当たり前」の行動を従業員の主観任せにはせず、会社が細部まで定義して今日共有し、さらに評価・改善に本気で取り組む姿勢を見せたことで成功した例だという。
PDCAは、会社や職場で取り組むものだが、個人的にも導入できるレームワークだ。語学の学習などに取り入れてみたらどうだろうか。「三日坊主」に終わらない仕組みを自分で作れるかもしれない。
「高速PDCA見るだけノート」
川原慎也監修
宝島社
1430円(税込)