シニアの強み引き出しながら、他の部下と同じ目線で接する
基本的に給料は下がってしまうので、その他のことでシニアのモチベーションを上げて行かなくてはいけません。今回の部下は元管理職で、仕事の能力は高いタイプ。年下の上司であるDさんとの関係もうまくいっておらず、さらに自分の力を発揮できていないことに対しても、モチベーションが上がらない状態だと思います。
どのようなことでモチベーションが上がるのか、見つけていくためのサポートもDさんの役割ではないでしょうか。Dさん自身が、どのように元上司に活躍して欲しいのか、その気持ちを伝えて居場所作りのサポート役としての動きも必要な役割だと思います。まずはスキルをどう活用していくのがいいのか、どうしたら組織のプラスになるのか、強みを引き出していけるように、まずは相手に興味を持つことが大事です。
Dさんは元上司に対して、苦手意識があるので難しいかもしれませんが、基本は他の部下と同じだと考えましょう。もちろん、プライドが高そうな元上司にDさんからの歩み寄りが求められるとは思いますが、あまりにも気を使いすぎたりはせずに、接することです。
Dさんが元上司に接している姿を見て、他の部下らも心を開いてくれる可能性が広がります。
立場や給料が変わったとしても、組織に対して自分が役に立っていると元上司が実感できると目的に向かって動きやすくなっていくと思います。モチベーションが上がるきっかけになりますね。
Dさんの接し方次第で、元上司が最強のサポート役になってくれる可能性もあります。まずは苦手意識を捨てて、相手に興味を持っていい部分を見つけていきましょう。ますますシニア層の活躍に向けた動きが増えていくと思いますので、今後、組織の中でのシニア層の育成が課題になっていくかもしれませんね。(ひろ子ママ)