東京外国為替市場 米景気回復、高まる期待感
ドル・円予想レンジ:1ドル=109円00銭~110円80銭
2021年3月26日(金)終値 109円64銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、堅調な地合いが継続しそうだ。
前週のドル円相場は、上昇した。米経済指標の改善を受け、ドルは米ニューヨーク市場で一時1ドル=109円台後半まで買われた。
今週のドル円相場は、堅調な地合いが継続しそうだ。米国の経済指標が市場予想を上回るものが増えており、早期景気回復への期待感が高まっている。加えて、米国の長期金利は落ち着いた動きながら緩やかな上昇を続けており、ドルの支援材料となっている。
米国では、て、バイデン政権による3兆ドル規模の大型公共投資に関する報道や、新型コロナウイルスのワクチンの供給倍増といった明るい材料が出ていることもドル買い材料となりそうだ。
経済指標は、国内では29日に日本銀行の金融政策決定会合の主な意見(3月18~19日分)、30日に2月の完全失業率と有効求人倍率、31日に2月の鉱工業生産、4月1日に3月の日銀短観などが予定されている。
海外では、30日に米国の3月消費者信頼感指数、31日に中国の3月製造業PMI、米国の3月ADP雇用統計、4月1日に中国の3月財新製造業PMI、米国の3月ISM製造業景気指数、2日に米国の3月の雇用統計などが予定されている。
(鷲尾香一)